夏の良く晴れた日に、友人が式を挙げました。式は、ガーデンでの人前式。青空に芝生のグリーン。そして、純白のウエディングドレス。あまりにも綺麗で、一枚の絵のようでした。

　結婚式は滞りなく進み、大イベントの承認の時です。急に風船が配られました。「この新郎新婦を承認をされる方はこの風船を飛ばしてください。せーのっ！」と司会者さんの合図で、一斉に風船が空に舞い上がりました。カラフルな色合いの風船が青空に飛んでいくのは、とても素敵で、思わず歓声を挙げてしまいました。その時、「嫌だっ！」と小さな男の子の声が。風船を手放したくなかったようで、お母さんに言われても大きく首が振るばかりです。司会者が「新郎にとって小さなライバル登場でしょうか」と場を和ませました。結局、風船は男の子の手の中。列席の方々から写真を撮られたりと人気者になりました。

　そのままパーティ会場へ移動。お食事もとても美味しく、大満足です。涼しげなブルーのカラードレスにお色直しした新婦は、会場に涼しさをプラスしてくれました。会場のお花もブルー系の色でまとめられ、とても統一感のある結婚式でした。最後の送賓の時に、青い風船が一つプカプカ。その風船を男の子が新郎にプレゼントしたのです。「僕を認められたのかな」と新郎も嬉しそう。粋なサプライズをしてくれた男の子。式を盛り上げてくれた、小さな功労者に心の中で拍手を送りました。